足羽山(あすわやま)は、JR福井駅から1キロちょっと、歩いて15分くらいにある標高116.4m(正確には116.39m)の小山。
春は桜、初夏はあじさい(あじさいは福井市の花)が咲く、福井市民の憩いの山。
足羽山は、ひらがなの「く」の字の形をしている、
「く」の字の真ん中の曲がるあたりに、小さな動物園「足羽山遊園地公園」、
その近くの駐車場の上が足羽山の三角点、このあたりが「大塚山古墳」。
駐車場に古墳の半分が切り取られて、どこが古墳やらわからないけど。
そして足羽山は、古墳と笏谷石(しゃくだにいし)の山でもある。
(上が北)北に向かって「く」の字の足羽山、
その左下が兎越山(おさ(うさ)ごえやま)、右下が八幡山、三つの山が「足羽三山」。
足羽山にあるマップ(このマップは北が下)
さて、ゆっくり歩いて走って足羽山を探検しましょう。
愛宕坂
足羽山への徒歩でのメジャーな入口は、上のマップで左下の「愛宕坂」。
「愛宕坂」から足羽山に入って、「く」の字の先まで行きます。
ここが「愛宕坂」の入り口。
笏谷石の階段です。
戦後の一時期にはコンクリート舗装だったらしいです。
坂の右下側に駐車場があります。
階段を登って、少し上った先、
左側にあるのが『福井市橘曙覧(たちばなのあけみ)記念文学館』、
右側にあるのが『福井市愛宕坂茶道美術館』。
『橘曙覧記念文学館』、入館料¥100、月曜休館、
2階建で2階がメインの展示スペース。
(文学館横にある笏谷石の碑)
『茶道美術館』、入館料¥100、月曜休館。
3階建、入口に入るとそこが3階で、2階、1階と地下に降りていくイメージ。
坂の下の駐車場の隅にエレベーターがあり、入口近くまで上がってこられます。
この先階段の坂は続きます。
左側からきている道が
百坂
「百坂」が左から登ってくる先で、階段は終わります。
左側に人が立ってるところが、左から登ってくる「百坂」。
その先の右側に「足羽神社」。
「足羽神社」の「枝垂れ桜」(春の写真じゃなくてすいません、探せばどっかにあるんですが・・)
足羽神社は「継体天皇」(けいたいてんのう)を祀っている神社。
継体天皇は福井(越、高志(こし)の国)から出た、第26代とされる天皇。
それ以前の天皇と違って、現在の皇室まで繋がっている実在が間違いないとされる天皇。
福井市自然史博物館
さらに坂を上って、この階段の上が『自然史博物館』。
『福井市自然史博物館』、入館料¥100、月曜休館。
3階建、1階が常設展示室、2階が特別展示室、
3階は収蔵庫&レクチャーホール、屋上は展望所と天文台。
2階には「白山デッキ」と名づけられた展望所がある、「白山デッキ」は開館中無料で開放されている。(屋上の展望所には入館料を払わないと行けない。)
「白山デッキ」
屋上には天体観察ドーム
「白山デッキ」よりの眺望
こっちが、屋上よりの眺望、2階の「白山デッキ」より眺望はよろしいようで。
日本海までの景色
山頂古墳
足羽山は、気が付かないとわからないが、古墳がいっぱいの山。
『自然史博物館』のすぐとなりにあるのが「山頂古墳」
今では公園広場になっているところが、古墳。
「山頂古墳」の頂上中央にあるのが、笏谷石の「継体天皇像」。
後から見ると、いくつかの笏谷石を積み上げている。
古墳群
さらに「山頂古墳」の先を舗装路の歩道を行きます。
右側にこんな表示板、どこが古墳やらよくわかりませんが、この辺一帯が「古墳群」らしいです。よく周りを見渡すと、なんやらそんな雰囲気もあります。山の上の茶屋のすぐそばに古墳があるのです。
この辺はたぶん「稲荷山古墳」あたりか?
平和塔
ちょっと先に、「平和塔」
釈迦如来像でしょうね、
釈迦牟尼佛の貴重な「佛舎利」が祀られているようです。
(この後、後編に続きます)