福井(丸岡を含めた嶺北北部)の文化の基底には『笏谷石』(しゃくだにいし)がある。
福井駅周辺の市街地から南西に2Kほどの足羽山の地下にこんな世界がある。
地下洞窟への入口、「笏谷石」を掘った跡の坑道、なかにはおおきな洞窟が広がる。
この中から5トン(4トン?)の笏谷石を人力で表に引っ張り出してくる。
参加220人、4つのグループに分かれ、順番に採石場内へ。
グループ番号順に交代で石を引く。我がグループは最終・紫色の❹番。
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普段の採石場入口付近
最後にこの小さくせまい坑道から石を運び出してくる。
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坑道内は気温13度。中は広い。
奥から石が来る。
竹の上を滑らせ、後ろには小さな重機も。
(よく見ると、このころの引っ張るロープは、中央の太いロープ一本しかない、これが後半になると3本になる)
中央が現場監督になりつつある「パックン」、
「パックン」の右側はこのイベントを企画した「越前石」の福島さん。
休憩を兼ねた、太鼓などのパフォーマンスの後に、運び出し続行。
最後の50m?ほどの坑道が、狭く、一番時間がかるところだと、福島さん。
パックンが冗談交じりで言う、「最後のここからが大変で、参加者の精鋭をピックアップして❹番グループを編成した」と。我が❹番グループは、現場監督「パックン」の的確な指示の元、3本のロープをあやつり、微妙にカーブしている狭い坑道を苦労しながら出口へ出口へとむかっていく。出口の明かりが見えてきた、ゴールはもうすぐだ!!
12時過ぎ無事出口に!! やったぜ!!
みなさん、おつかれさまでした。
明るいところで見るとよくわかりますが、ヒノキのそりの上に石を載せてる。
そして、中央に太いロープ、左右に細いロープ、ロープ3本で引いてる。
直線のところは中央の太いロープだけを引き、
方向を変える時は、右のロープを引いたり、左のロープを引いたり微調整しつつ、
出口を目指していた。
最後は炎天下の普通の地面をみんなで、中央部まで運び出す。
午後、笏谷石は車で福井駅前の「ハピテラス」に運ばれる。
このあと、向かい側の工事中の現場内に石は運び込まれ、
工事現場の中まで、車で入り、クレーンで石をおろし、そこからみんなで引っ張って、設置場所へ。
(工事現場内は撮影禁止なのであしからず)
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主催された採掘会社によるダイジェスト版のレポート。(動画あり)
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笏谷石に関しては、こちらのWebが充実しているようです。
『ふくい笏谷石の会』のWebです。
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後日公開された、超重量級な、今回のイベントの全記録