「フェニックス通り」を横切って、NＨＫ福井を左に見て、「さくら通り」を約600ｍくらい行った先の左側にあるのが「養浩館庭園」（ようこうかんていえん）です。
マラソンコースから左に入る道の先にある木々が茂るところが庭園です。コースのすぐ左脇ではありませんが、ちょっと寄り道していきましょう。
この先マラソンコースは、宝永の交差点を左折し、「お泉水（おせんすい）通り」に入ります。曲がった後すぐのファミマから、ちらっと「養浩館」がみえます、コースからは、こっちの方が「養浩館」には近い。突き当り右側が庭園の「東口」になります。
東門入口、庭園の反対側には西門があります。
小さい庭園です。広さでは、某となり県の「＊六＊」とは全然比較にもなりませんが、けっこう高評価をする方もいるようです。私は庭園の風流は全然わからない人なので、何とも言えません。最近の福井のキャッチフレーズで「地味にすごい、福井」というのがあって（これ、けっこう気に入ってるんですが・・）なんかこれを象徴しているような庭園のような気もします。まあ、大会前日や翌日、お時間のある方があったら、ぜひぜひ訪れてみてください。JR福井駅から歩いて10分くらいのとこです、お気に召さなければ、すぐ撤収もできるし、気に入れば、座敷で昼寝もできます。
以下、入口で頂けるパンフレットからの引用となりますが、ご紹介させていただきます。
名勝養浩館庭園（旧御泉水屋敷）
養浩館（ようこうかん）庭園は、かつての福井藩主松平家の別邸で、江戸時代初期から中期にかけて造られました。
正確な成立時期は詳らかでない点が多いのですが、3代忠昌（ただまさ）時代(1623年-1645年)に藩邸となり、城下を流れる飲料用の水路である「芝原（しばはら）上水」を引き込んで池を造り御泉水（おせんすい）屋敷になったと考えられています。文献上の初見は明暦2年(1656年) です。
今見るような姿に整えられたのは、7代昌明（まさあき）（のち吉品（よしのり）と改名）の時（1686年-1703年)とされています。
苔の庭もあります
福井は、JR福井駅の近くでも静かなんですが、ここはさらに静かです
庭園は池を中心に、数寄屋造りの屋敷と池周りの園路から、さまざまな景色を楽しめる廻遊式林泉庭園（かいゆうしきりんせんていえん）となっており、藩主一族の休養の場や住居、茶会・饗応の席などとして使われていました。(現面積約 9,500㎡)
明治維新によって、福井城は政府所有となりますが、御泉水屋敷の敷地は引き続き松平家の所有地として、迎賓館等の機能を果たし、明治17年(1884年)、松平春嶽によって「養浩館」と名づけられました。これは、「人に元来そなわる活力の源となる気」、転じて「大らかな心持ち」を育むことを意味するようになった孟子の言葉「浩然（こうぜん）の気を養う」に由来すると言われています。
鯉が、たくさんいます
その庭園と建造物は早くから注目されており、学術的に高い評価を受け、昭和初期の調査で写真にも記録されています。その後、昭和 20年(1945年)の福井空襲により、建造物や樹木は焼失してしまいますが、庭園の石組や築山、空間構成等は守られました。
昭和57年(1982年)には「良く旧態を残した優秀な庭園である」として国の名勝に指定されています。これを機に、文政6年(1823年)の「御泉水指図」（おせんすいさしず）を基として庭園の修復と建造物の復原が進められ、約8年の歳月の後、平成5年(1993年)に完成し公開されました。
本庭園では、発掘された遺構の上に建造物を直接建築するという画期的な手法をとることで、屋敷から庭を眺める視線の高さが当時の状能に保たれています。
また、名勝庭園ではめずらしく、かつての藩主と同じように座敷からゆったりとお庭を眺めることができ、その魅力を存分に味わえます。ごゆっくりお寛ぎください。
ゆっくり、おくつろぎください
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入園料
大人（15歳以上） ￥220
（中学生以下、70歳以上、無料）
開園時間
9：00～19：00（3/1～11/5）
9：00～17：00（11/6～2/末）
福井駅から徒歩約10分
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・園内マップ（これも、受付でもらった「パンフレット」から引用しています）
こちらは、西門入口
近くというか、隣にある「福井市郷土歴史博物館」、
ここも、お時間があったら、入ってみてください。
（「養浩館庭園」と「郷土歴史博物館」の間にあるのが「御泉水公園」（おせんすいこうえん）。遊具が周りにちょこっとありますが、真ん中は、なんにもない広場なんです、「養浩館」の延長のようなこの公園が好きです、この辺を走った後は、ここでのんびりビール呑んで、ウダウダするのが好きであります。）
↓「御泉水公園」です（NHK福井の北側）↓
現在地はここになりますよ、
ということで、ちょっと寄り道しちゃいましたが、約2.0K地点、「養浩館」近くを通過です。
