「ふくい桜マラソン」からの便り

さいごのピースが カチっとはまる

メイン会場の「中央公園」(スタート前 0K地点)

ここは、スタート近く、『ふくい桜マラソン』のメイン会場予定の「中央公園」です。
福井城址のお堀の石垣の上から見た景色です。

「中央公園」は、JR福井駅からスタート地点へ向かう「中央大通り」の右側(北側)にあります。

公園入口にあるマップです。上の景色は、このマップの右手上あたりからです。

逆方向から、公園から東方向の、お堀&天守台跡方向の景色です。


通常ふつう、お堀の石垣の上というか中には、天守閣が建っているものなのですが、本丸に建っているのは、鉄壁の「福井県庁」と「福井県警本部」であります。全国的に大変珍しい風景だそうです。

さらに南側の景色です、こちらの建物は「福井市庁舎」、こちらはお堀の外にあります。



公園の中央部です。ここがが大会のメイン会場となりますが・・1万人の大会にしてはちょっと狭い感じもしますが・・・
ひと昔まえには、もっと凸凹していた公園だったとの記憶があります、2018年にリニューアルされ、フラットな公園となっています。


公園の西南の隅に「岡倉天心」の像があります。


「天心説明看板」


日本美術や仏像などの文化財保護に大きな影響を及ぼした岡倉天心は、福井藩士・岡倉勘(覚)右衛門の次男として1863(文久2)年に横浜で生まれています。天心は「自分は福井人である、自分の郷土は福井である」と言っていたそうです。(註)
コース約3Kくらいのところでしょうか、新幹線の高架をくぐる「福井口」の手前、コース道路の右側に、天心の福井の実家跡の石碑があります、あるのは石碑だけですが。

 

おまけで、お堀の中の天守台跡近くには、福井の名前の由来となった『福の井』(井戸)があります。すぐうしろが県庁です。

 




  • (註):天心のお父さんは福井藩の下級武士、藩命により、横浜で貿易商を営んでいました。お父さんは美山の人、お母さんは三国の人です。天心の乳母さんが、橋本左内の遠縁にあたる人だそうで、幼少より福井の血を色濃く受け注いだ育ちをしています、だから「自分は福井人」。たしか、俺が死んでも、像なんか作るなって、言ってたんじゃなかったっけ・・?天心がいなかったら、興福寺の「阿修羅像」をはじめ、日本の仏像達は、明治の廃仏毀釈でゴミにされてました。法隆寺・夢殿の、「救世観音」は、日の目を見てませんでした。天心は、美術芸術を作品として残した人ではありませんが、すぐれた美術芸術家達を残した、すぐれた教育者、指導者、思想家です、明治までの日本の歴史文化を土台にし、さらなる新しい日本文化を目指す、日本に稀有な国際感覚持ったコーディネーター、プロデューサーです。晩年(っていっても享年50ですが)、茨城県・五浦(いずら)で過ごしています。2011年3.11の震災の津波で、五浦の天心の六角堂は流されてしまいました。(2012年4月17日に再建されています)ちなみに2013/11/01~12/01福井県立美術館にて「岡倉天心展」が開催されています。(まだ、当時のWebが残ってました「空前絶後の岡倉天心」



2024年3月に中央公園がちょこっと変わるようです。

2022年11月22日 福井新聞ONLINE

雨や雪でも大丈夫…福井市中央公園の屋根付き遊び場2024年完成予定 ネットや滑り台など10遊具  | 福井新聞ONLINE

福井県福井市は11月21日、福井市中央公園の旧順化公民館跡地に整備する全天候型の遊び場の概要を発表した。大小四つの円形の屋根スペースを設け、ネット遊具や滑り台などを設置。子どもを安心して遊ばせることができる視認性が高く明るい空間とし、既存の広場との回遊性を持たせる。12月から市民の意見を募り、整備に反映させる。
全国的にも珍しい城郭内の遊戯広場として、歴史を身近に感じながら遊び、地域への愛着につなげてもらおうと、コンセプトには「しろあそび 城郭の中で走り回る子どもたち」を掲げた。福井県が各市町に最大1億円を支援する補助事業などを活用し、総事業費は約1億5千万円。同公園南東部の約950平方メートルに整備する。
(中略)
12月1日には福井市ホームページで整備概要を公表し、遊び場に設置してほしい遊具や整備概要への感想などを同20日まで募る。来年6月にも着工し、2024年3月の完成を予定する。

(雨でも雪でも大丈夫なランニングコースもあるといいが・・)